コロナ禍でも実現!「空の修学旅行」

羽咋市立羽咋中学校、羽咋市立邑知中学校 様

2020年12月、新型コロナウイルスの収束が見えない中、コロナ禍でも「思い出に残るイベントを実施したい」という羽咋市の各学校の熱意を受け、JALチャーター利用の「空の修学旅行」が実現しましたので、ご紹介いたします。

目的・ご相談内容

  • 2020年12月頃に石川県の羽咋市教育委員会様から2021年実施の修学旅行にはまだ実施に不安があるが、感染症対策を施した上でなるべく安全で新しい形の修学旅行を実施したいというご相談を頂きました。コロナで様々なイベントが中止になった2020年。学生たちの気持ちを組んだ教育委員会様からのご依頼に対して、「なるべく安心・安全に留意し、参加する学生にとって一生の思い出となる修学旅行」を提案いたしました。

課題

  • コロナ禍での開催ということもあり、課題としてまず上がったのは「県外の方との接触を極力避けたい」「感染対策をしっかりとした施設を利用したい」という感染症対策に対する課題でした。
  • またコロナ禍でも学校には実施してよかった、参加者の方には参加してよかった、保護者の方には参加させてよかったと思って頂きたいという想いと合わせて、羽咋市として「ふるさと教育」に力をいれているので、羽咋市をより知ることができて、愛郷心を育むことができると嬉しいという希望も承りました。

実施内容・効果

  • 頂いた課題を解決し、尚且つ羽咋市のふるさと教育につながる内容であることを踏まえて、羽咋市の象徴ともいえる「千里浜」を上空から見て、自分たちが住む羽咋市を空から見る「JALチャーター利用の空の修学旅行」を提案しました。
  • ご参加頂いた生徒様や実施に踏み切って下さった羽咋市の方からたくさんのお声を頂きました。
  • 「羽咋市全体が機内から確認できたことは「ふるさと教育」の一環として大変有意義のあるイベントであった。」(羽咋市市役所様より)
  • 「私たちのために、こんなにもたくさんの人が関わってくださっているという事実に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。」(羽咋市内中学生より)
  • コロナ禍で例年通りにいかない中で、級友と飛行機に乗って思い出をつくり、自分たちが住む「羽咋市」を上空からじっくり見て改めてきれいさを実感することは参加した生徒様の郷土愛を高める結果となりました。

〈日本旅行オリジナル「空の修学旅行」プログラム〉

◆フライト前にホテルで豪華ランチ&日本航空主催による空の教育活動「空育」実施

①整備士による飛行機の疑問解決講座

②CAによるお仕事講座

③国際線グランドスタッフ体験(小松空港国際線ロビーを活用したアナウンス体験実施)

④小松空港の裏側見学(飛行機出発の準備状況の見学)

◆空港内・機内関連

①搭乗ゲート・機内での「アナウンス体験(英語・日本語)」

②なんちゃってパスポートを利用し名古屋出入国管理局協力のもと模擬出入国体験

③富士山遠望と航空自衛隊お真由管制協力のもと羽咋市上空1100mを周遊し「自分たちの街羽咋市」を上からみる(3回旋回)

④ランプエリアでのクラス写真

おすすめ
ポイント

コロナ禍で制約が多い中、このご時世で航空機利用が少ない事情を逆手にとって、日本航空様と協業しチャーター利用の空の修学旅行を実施しました。難しいことをできないで終わらせず、地域課題によりそった提案を常に心がけています。地域の皆様に寄り添うために各都道府県に担当支店が存在します。お気軽にご相談ください。

金沢支店森田・井上

私も後から聞いた話ですが、羽咋市上空を通過する際に、地上では羽咋市立の保育園・小学校・中学校の園児・児童・生徒が校庭や屋上から手を振ってくれていたそうです。また、この企画には石川県下の5局のテレビ局と北國新聞が取材同行して下さり、全国ニュースでも放映して頂きました。その記事を読んだ石川県民の方からも「素晴らしい修学旅行だ」と声を寄せて頂いたことを大変嬉しくおもいます。様々な難題を一つ一つ解決し、子供たちだけでなく実施に関わった全ての人の記憶に残る修学旅行になったと感じております。